古道を辿る。浦賀道から行く横須賀の旅①(追浜~京急田浦)

こんにちは、飯野不動産取材部です。

今回はいつもと趣向を変えまして、浦賀道散策記録を作成いたしました。

長旅のため、連載として分割掲載させていただいております。

記念すべき連載第一回目。

ぜひ一緒に散策をしている気分を味わってみてください。

さて、浦賀道とは、東海道と三浦半島各地を結ぶ街道のひとつです。

別名、浦賀街道とも呼ばれています。

黒船来航後は、人馬の往来も盛んになり、明治期には横須賀鎮守府へのアクセスのため大いに利用されてきました。

つまり、古くから横須賀へのアクセスのかなめとして機能してきた道というわけですね。

さっそくそんな古道を歩いて、改めて横須賀の魅力を探ってみましょう。

◎追浜駅から出発進行!

梅雨真っただ中の横須賀。

珍しく晴れた七月某日の午前10時——

この日、追浜駅に飯野不動産取材部メンバーが集結していました。

参加者はYさん、Aさん、そして私Mです。

どうやら同じ電車に乗っていたようで、ホームで偶然ばったり合流。

今日はここから浦賀道をもりもり歩いて、12時に汐入へ到着するというプランです。

グーグル先生の教えを信じてスケジューリングもばっちりです。

空は晴天、すでに暑くなりそうな気配が漂っていますが、気合を入れて出発します。

いざ、二時間ウォーキング!

……と、久々に外に出たこともあって、ウキウキだった私ですが。

この目論見がまったくの見当違いだったことを、この時はまだ誰も知る由もなかったのでした……。

スタート地点の追浜駅

追浜駅前の商店街、今度開発予定だとか

◎傍示堂の石塔群

さて、まず向かったのはこちら。

傍示堂の石塔群

横浜市金沢区との市境にある、傍示堂の石塔群です。

追浜駅からもほど近く、国道沿い16号線に突然現れるお堂ですよ。

実はここ、京急の車内からも見えるんですよね。

車窓から眺めては、あれってなんだろう? と気になっていた方も実は多いのでは。

今ではこのあたりは平坦な道が続きますが、かつては浦賀道の難所と呼ばれていたのだとか。

この道を通る旅人や村人が願いを込めて五輪塔やお地蔵様を立てたそうですよ。

鷹取山からの峰が連なっていたと言われても、開けた今の大通りを見ているとなんだか信じられませんが……。

それでも、ここにお地蔵様がいるということは、そういうことだったのだろうなと思います。

建設当時の景色も見てみたかったですね。

当時の絵や写真をお持ちの方、大大募集中です!

◎鳥居、おみくじ、大銀杏の雷神社

続いてやってきたのは、追浜地元民に愛されている雷神社!

こちらは鳥居横の看板。厄年でないことを確認して一安心。

ちなみに、雷神社の御祭神は火雷命です。

だから神社の名前も雷神社なんですね。

周辺のお店では『雷ジンジャー』が飲めるのだとか。

地元の方に愛されているのがわかるエピソードにほっこりしちゃいます。

さあ鳥居をくぐって、まずはお参りをします。

境内にある大きなご神木の銀杏は、樹齢400年を超えるそうですよ。

涼風が吹き抜ける日陰にずっといたい気分をなんとかこらえ、なが~い階段にチャレンジ。

日ごろの運動不足が祟って早くもガス欠と息切れの危機を迎えつつ、階段を上り切りました。

境内にはちょうど、お宮参り中のご家族がいらっしゃいました。

お参りを済ませた後は、社務所でおみくじを引きます……。

ででん。小吉!

裏面に印字された「自分の力を過信する心に失敗の因あり」との教えに平身低頭。

おみくじをひくと、いつも「信心が足りない」「慢心するな」と神さまからのお叱りメッセージをいただきます。

思い当たる節が多すぎるので気を引き締めて、再び追浜駅方面へ戻ってきた私たち。

ここからが本番、汐入めがけて歩いていきますよ!

追浜駅を出てすぐの商店街には、大正ロマンな雰囲気漂うレトロな病院が……。

現在、再開発予定の追浜。

歴史好きとしては、ステキな建物は取り壊しではなく博物館に移築してくれると嬉しいな~と思います。

◎路地裏の旅路

しばらく進んだところで、大通りから少しそれて路地へと入ります。

踏切を渡ってすぐ目の前が、良心寺。

静謐な空気の満ちるお寺です。

日曜日の午前中ということもあってか、とっても静か。

小鳥のさえずりを聞いて元気をチャージした後は、さらに先を目指します。

これは道中の水路。

妙にドキドキしてしまいます。好きです、水路。

沢蟹とかメダカとかいないかな~とついつい足を止めて覗き込んでしまいます。

……残念ながらなにも見つけられず。

続いて発見したのは、ひっそりとした雰囲気をまとう首切観音。

首切りとなかなか物騒なお名前の観音さまですが、それもそのはず。

大正末期、現在の国道16号の工事の際に十数個の頭蓋骨が発見されたそうです。

天保年間の飢饉の際、治安の悪化とともに裁かれた罪人のものでは……と考えられているのだとか。

こちらは、地元の方が供養塔として建てたものです。

毎年お彼岸には供養祭が開かれているということでした。

◎一駅! ……一駅!?

路地から再び大通りに戻り、長いトンネルを超えた先でようやく到着しました、京急田浦駅!

そして、ここで我々調査隊三人、違和感に気づいてしまいます。

すでに時刻が正午に差し掛かっているのです。

これは本来なら、汐入付近にたどり着いているはずの時刻……。

ちなみに追浜から汐入の間には、今たどり着いた京急田浦の他、安針塚、逸見とまだまだ駅が待ち構えているはず……。

本当にあった怖い話です。

まだ一駅分しか来ていないことに気づかないふりをして、さらに歩きます。

電車なら数分の距離ですからね。

きっと次の駅にはすぐたどり着くと信じて。

線路は続くよどこまでも。

次回は京急田浦~安針塚間について綴ります。

ぜひぜひ、こちらもあわせてご覧ください!

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