錨を上げて帆を張って! 三笠公園で船乗りごっこ
こんにちは! 飯野不動産取材部です。
気づけば梅雨明け、夏が来ました。
夏のイメージといったらスイカ……入道雲……花火……などいろいろありますが、まずはやっぱり!
あお~い海ですよね!!
というわけで、前回のヴェルニー公園に引き続き、第4回横須賀コラムにてご紹介するのはこちら。
三笠公園です!
◎水、水、水。水と光と音の公園
三笠公園は京浜急行電鉄『横須賀中央駅』から徒くこと15分、横須賀新港に面した歴史公園です。
日本の都市公園100選にも選ばれた、この公園のテーマは『水と光と音』。
このテーマのとおり、園内の音楽噴水は、1日6回、音楽に合わせて大小さまざま水柱を噴き上げます。
暑くなるこの季節、水は見ているだけで気が休まりますよね。
木陰でアイスを食べながら、噴水を眺めればバッチリ涼がとれるはず。
時にはこっそり、水の呼吸ごっこをしてみたりして(水柱だけに)。
小さなお子さまと一緒でも、盛り上がること間違いなしです。
……はてさて、豊かな水が特徴的なこの公園。
水つながりでもう1つご紹介しておきたいのが、園内にある貯水槽です。
こちらの貯水槽は、ちょっと珍しい形をしているんですよ。
なんと、機関車なんです。
こちらは横須賀市が災害時に備えて準備した、100トンの水を保管するための貯水槽。
公園内にふさわしい形を模索した結果、こうした外観に落ち着いたのだとか。
たしかにこれは見ていて楽しいですね…!
園内にはほかにも芝生広場や、壁泉などもあり、お子様と一緒に訪れても見どころ満載ですよ。
◎戦艦三笠のたどった数奇な運命
さて、三笠公園といえばやはり戦艦三笠のご紹介は外せません。
公園の名前の由来となった三笠は現在、園内の岸壁に記念艦として保存されています。
ふと立ち寄って近づいてみれば、静かにたたずんでいるだけのはずの船に、なんだか圧倒されそうになります。
これが、貫禄……?
三笠はイギリスのヴィクトリー、アメリカのコンスティチューションとともに世界三大記念艦のうちのひとつだとされているそうですよ。
三笠といえば、現代でも漫画のヒロインの名前に使われていたり、ドラマに出てきたり、意外と耳にする機会は多いもの。
ですが、その歴史をご存知でしょうか?
三笠の竣工は1902年にさかのぼります。
1902年といえば、日英同盟調印の年ですね! 100年以上昔のことです。
そして、竣工からたったの3年後……。
三笠は1905年に対馬沖で帝政ロシアのバルチック艦隊と交戦、勝利をおさめます。
しかし第一次世界大戦後、ワシントン軍縮会議にのっとり、三笠は廃艦が決定してしまいました。
さらに、関東大震災の被害にあい、岸壁に衝突して着底してしまったそうです。
こうして解体予定が決まった三笠。
ですが、保存運動のおかげで1925年1月、横須賀に記念艦として保存されることが閣議決定しました。
竣工から保存まで、たったの23年間という短さだと思うと、驚きですね。
まさに、歴史を駆け抜けたのだな……という感想を抱きます。
ちなみに今、館内の見学もできちゃうんです。
あの戦艦三笠に、乗れちゃうんです……!
(※記事作成時、観覧料一般600円)
私も小さいころは、船に乗れる! とよく見学に来ていました。
幼心をくすぐるんですよね、船……。
艦内の上映室では、三笠の紹介をするDVDが放送されています。
初めてお越しの際は、まずこちらで概要のお勉強……。
しっかり知識を頭に詰め込んだら、さっそく艦内の探検に出かけてみましょう!
操舵室や、日露海戦で東郷平八郎連合艦隊司令長官が指揮を執ったという最上艦橋の見学ができます。
さらには8㎝砲の展示が!
こちらは来館者が手で触って動かせちゃうんです(もちろん、弾はでません)。
当時の軍艦の様子を知る、貴重な資料です。
ちなみに三笠の正面には、三笠の司令官、東郷平八郎の像も。
司馬遼太郎『坂の上の雲』に名高い戦艦三笠。
潮風の吹く園内のベンチで潮騒に耳を傾けながら、小説のページを開けば当時の香りも感じ取れるかも?
◎帰り道のお供は思い出のお土産
三笠公園の園内には売店も。
三笠グッズを手に入れるなら、ここですよ!
記念にかわいいパッケージの缶詰めのお菓子や、海軍カレーはいかが?
オンラインショップでの限定商品もあるようなので、併せてチェックしてみてください!
◎東京湾唯一の無人島、猿島への旅立ちはここから
また、記念館三笠からほど近い三笠桟橋からは東京湾唯一の無人島『猿島』への渡船が発着しています。
夏場は猿島でBBQも楽しめますよ。
猿島は無人島、かつ離島ですが、もしお肉が尽きてしまっても大丈夫。
なんと、本土側からドローンで食材の配達もしてくれます!
この近未来感……。
まだ試していない筆者ですが、一度は見てみたい光景ですよね。
◎三笠公園と船遊び
三笠公園は横須賀中央駅から徒歩圏内にあるため、お子さま連れでも気軽に楽しめる場所です。
船乗りごっこをするも、実際に猿島に向けて船に乗ってみるも、その日の気分の赴くままに!
たまには広い空の下、水の香りの園内で深呼吸しに足を延ばしてみては?
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