すかっ子の憩いの場、ヴェルニー公園
こんにちは、飯野不動産取材部です。
すっかり夏めいた今日この頃。いかがお過ごしでしょうか？
日中の外出は、そろそろ暑くてつらい時季になりましたね。
そこで、今日は夜のお散歩などしてみませんか？
今回の横須賀コラムでは、以前ご紹介したコースカの近隣施設、ヴェルニー公園について語ります！
お買い物帰りにちょっと気軽に立ち寄れる、お散歩コースにもぴったりな公園ですよ！
さっそく見ていきましょう！
◎軍港の街、ヨコスカの潮風薫る
ヴェルニー公園は、JR横須賀駅から徒歩一分という好立地に位置する地方公園です。
駅を降りたら、本当にもうすぐ目の前が公園。
移動のお手間はとらせません、とニヤリとしてみたり。
余談ですが、横須賀駅はホームから改札外まで一切階段を使用しないという珍しいつくりをしています。
明治22年の開業当時から、これは変わっていないのだとか。
理由は諸説ありますが、軍部の物資の運搬をスムーズにするためだったと言われています。
ぜひ、お越しの際は横須賀駅をご利用の上、どれくらい移動しやすいか試してみてください。
◎青に映える色鮮やかな花々のコントラスト
さて、春先から７月にかけて、園内で１番の見どころはといいますと……
こちら、薔薇です。
見ごろの時期（５月、１０月）は、ちょうどお散歩にもぴったりな陽気が続きます。
この時期は特に、観光や日々のお散歩コースにヴェルニー公園を加えるのがおすすめです。
丹精込めて育てられた花々が迎えてくれますよ。
そして、薔薇とひとことにいっても、その種類はさまざま。
お気に入りの形、お気に入りの色、お気に入りの香り……。
海と空の色に映える美しい薔薇に癒されながら、のんびり自分だけの『お気に入り』を探す贅沢なひとときが、訪れる私たちをリラックスさせてくれること間違いなしです。
◎カフェテラスでフランス気分を味わい尽くす
ヴェルニー公園の花といえば、実は薔薇だけではありません。
園内にはふたつのさくらの広場があり、春になると満開の桜の花を楽しめるんですよ。
そのうちのひとつには、フランス式庭園と眼前の軍港を眺めながら食事を楽しめるカフェレストラン『コルセール』がたたずんでいます。
こちらのカフェのデザインは、横須賀市の姉妹都市——フランスはブルターニュのブレスト市をイメージしたものだとか。
おすすめはやはり、開放感あふれるオープンテラス。
こちらで横須賀グルメの海軍カレーを食べて、食道楽に専念するもよし。
コーヒーとアップルパイで異国の風を感じてみるもよし。
どんな船が停まっているか、お茶がてら調べてみるのも一興ですよ。
運が良ければ南極調査船しらせが見られちゃうかも？
ぜひ、いつものカフェとはひと味違う時間を過ごして羽を伸ばしてみては？
◎はるかな歴史の流れを見晴るかす
さて、もうひとつのさくらの広場には海軍にまつわる五つの石碑と、正岡子規の文学碑があるのをご存知でしょうか？
なぜに正岡子規？ と思われるかもしれませんが。
どうやら国語や歴史の教科書に必ず登場する彼が、明治期に横須賀へ遊びに来たことがあるそうで……。
横須賀港に連なる帆柱を見て詠んだのが、文学碑にも刻まれている……
横須賀や 只帆檣の 冬木立
……という一句。
ヴェルニー公園から海を眺めてみれば、今日もたくさんの帆柱が青空に向かって伸びています。
当時とは船の種類こそ異なれど、正岡子規が見た景色もこうだったのだろうか……なんて、明治の空気に想いを馳せる昼下がり。
ちなみにヴェルニー公園にかかわった歴史上の有名人は、正岡子規だけではありません。
公園の名前にもなっている、ヴェルニーさんです。
ところで……ヴェルニーとはどんな人物かご存知でしょうか？
横須賀では結構な有名人！（のはず）なのですが、ほかの地域ではどうなのでしょう？
彼は横須賀造船所の建設を支援し、日本の近代化に貢献した人物として知られています。
観音崎、野島崎、城ケ島、品川のよっつの灯台も、ヴェルニーらフランス人技師の手で作成されたのだとか。
ところで……ヴェルニーとはどんな人物かご存知でしょうか？
横須賀では結構な有名人！（のはず）なのですが、ほかの地域ではどうなのでしょう？
彼は横須賀造船所の建設を支援し、日本の近代化に貢献した人物として知られています。
観音崎、野島崎、城ケ島、品川のよっつの灯台も、ヴェルニーらフランス人技師の手で作成されたのだとか。
そんなこんなで園内には現在、ヴェルニーの胸像が記念に残されています。
さらに、横須賀駅近くの公園の入り口にはヴェルニー記念館も併設されています。
ブルターニュ地方の住宅をモデルにした、絵になるレンガの建物。
石の壁が特徴的でかわいらしいですね。
なかにはスチームハンマーなどの鍛造作業の道具や、国指定重要文化財スチームハンマーなど、横須賀製鉄所について学べる展示がもりだくさん。
夏休みの自由研究の課題にするのもおすすめです！
◎市民の憩いの地、ヴェルニー公園
横須賀の小中学校では必ずと言っていいくらいヴェルニーたちについて学ぶんです。
今回はそんな彼を記念したヴェルニー公園をご紹介しました。
ここに来れば、文明開化の時代、彼らが見ていた景色を垣間見られるかもしれません。
もしかしたら、今歩いている園内の土の上を、彼らが通ったかもしれない……なんて思いながら。
帰り道に近隣施設コースカのスシローで軍艦巻きを食べてみたりしつつ。
150年前から変わらず吹き抜ける潮風を浴びて、この港の歴史に思いを馳せてみたいものです。
ヴェルニー公園は戦後、『臨海公園』として開園した歴史ある公園です。
2001年、フランス様式を取り入れてリニューアルした園内は歩道やベンチ、花壇が整備され、風光明媚な空間に仕上がっていますよ。
夜にはガス灯を模した電燈が柔らかくあたりを照らすイチオシスポットとなっています。
ちょっと大人なデートコースや、おしゃれなお散歩にぴったり！
夏の夜。
潮騒に耳を澄ませて、涼しい風に身を委ねるひととき……。
想像するだけでも素敵でしょう？
今日はお仕事帰りに、ちょっとヴェルニー公園を歩いてみましょうよ。
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